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十三浜についてAbout Jyusan-hama

山と、川と、海。
日高見の大地が織り成す
理想の生育環境

東北で最も長い北上川の終着点は宮城県石巻市の十三浜。
親潮と黒潮が混ざり合う三陸漁場に面したここは古くから漁業で栄えた浜です。山々からの恵みをもたらす雄大な川、南北から潮が入り込む海、この絶好の条件が揃う最高の浜、それが十三浜なのです。

大自然のミネラルを運び
北上川が流れ着く十三の浜。

太平洋に注ぎ込んだ北上川の流れのその先を示すかのような海岸線に、文字通り十三の漁村が並んでいます。
北からの親潮、南からの黒潮、そして北上川、三方からの恵みを活かし、約13kmに連なるそれぞれの浜でわかめやこんぶ、カキ・ホタテの養殖やウニ・アワビ・ホヤ漁など、季節ととともにさまざまな漁が行われてきました。
十三の浜の北寄りにある、わたしたちの大指集落は古くは十三浜村の中心として栄え、今もさまざまな世代の漁師が切磋琢磨し漁に励んでいます。

北上川の出発点は岩手県岩手町の弓弭の泉。流域はナラやクリなど広葉樹が茂り、堆積した落ち葉は豊かな水を生み出すろ過装置です。

250kmにも及ぶ北上川は、西の奥羽山脈、東の北上山地から発する数え切れない水脈を取り込みながらゆったりと北から南へ流れています。

太平洋に面した三陸沖の適度に荒い波と速い潮の流れが、わかめを中心にこんぶやふのり、まつもなど良質な海藻類を育みます。

マルナカ遠藤水産のわかめができるまで

わかめは秋から翌年の春にかけて約4ヶ月ほどの間に1〜2mの長さに成長します。山と海の栄養分をたっぷりと吸収し、十分な歯ごたえとなめらかな食感を合わせ持つ磯の風味豊かなわかめになるのです。成長の具合を見ながら、年末くらいから何度も間引きをすることで、残したわかめが立派に生育します。

1.種付け作業

11月初旬から中旬、ロープをねじりわかめの種を差し込み、浮き球を付けた養殖網を海へ投下します。

2.刈り取り

寒さの厳しい2月下旬、大きく育ったわかめを刈り取り、水揚げします。

3.湯通し・冷却

刈り取った直後陸揚げした後、鮮度が落ちないうちに茹でてから一気に冷水で冷まします。

4.塩をまぶす

塩蔵加工機で塩をまぶします。
マルナカ遠藤水産の塩蔵わかめは塩分30%です。

5.芯抜き

塩をまぶし、脱水したわかめを一本一本手作業で丁寧に茎と葉、元茎と元葉に分けます。
一番手間のかかる作業です。

6.袋詰め

重さを量り、袋詰めして完成です。
みなさんの元へ出荷されます。

わかめの部位

葉、茎、めかぶ、と1本から部位によって異なる食感を楽しめます。

わかめの養殖設備

海底に打ち込んだブロックから伸びるロープがわかめの命綱。洋上のロープに等間隔で種をつけます。